日記を書こう
前回に引き続き、テーマは『読み手を意識して文章を書こう』です。今回は、日記を書きました。行動記録にならないように。日記を読んだ人に、書き手に会ってみたいな、話をしてみたいなと思ってもらえるように。そのあたりを意識しながら、書いてもらいました。
今日は数学で計算問題のプリントをやった。表うらがあって、表が終わると裏をやる気がなくなる。仕方なく山を見た。でも、山を見たって世界が終わるわけでもないし、プリントが終わるわけでもない。仕方なくプリントに向かった。でもプリントに向かったら答えが出るわけでもないし、プリントが終わるわけでもない。だからなんとなく、「2」の数字を太くしてみる。シャー芯の無駄遣いだとわかっていてもやってしまう。そしていつの間にか授業が終わっていて、いつの間にかシャー芯がそこをついていた。
ぼくはお風呂に入っている時、ふと思った。宇宙はいつからできているのかと。地球より前にできているのはわかる。神様が宇宙を作ったとしたら、神様は何歳なんだよとなる。遠く昔の星では、いまの地球より技術が発達していたのだろうか。そんな僕らしくない考えかたをしていたので、風呂なのに寒気がした。
空を見た。水色だった。なぜ水色なのか疑問に思った。先生に聞こうとした。何を聞こうか忘れた。そして今、思い出した。きっと次も忘れる。別にいいやと思った。
全て中学一年生の書いた日記です。短い文章の中に、人間性がしっかりと表れています。この日記を読んでくださったみなさん、話をしてみたいと思いましたか?
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