おもしろい話
作文は、大概の場合、誰かに読んでもらうことを前提として書きます。小学生がよくよく宿題で書いている”日記”も先生が読むことを前提に書きます。ということで、夏休み前の教室では、『読み手を意識して文章を書く』がテーマです。
まずは、面白い話。
年齢によって面白いは様々ですが、子どもたちに人気があった作品をご紹介します。
『うんこしたかった』
ぼくは、いまうんこをしたい。だけどぼくの住んでいるマンションには、屋上にしかトイレがない。屋上まで、エレベーターで10分かかる。でも、乗るしかない。そう思って乗ったら、エレベーターの中でもれそうになった。だけど、がまんした。あと5分で屋上につく。でもぼくは、4分しか守りきれなかった。残り1分で屋上だったけど、もれた。人生で一番ざんねんな時だと思った。
3年生男子が書いた創作『うんこしたかった』は、小学生に大人気でした。4分しか守りきれなかった・・・この表現に複雑な思いがぎゅっと詰まっていて、大人が読んでも面白いと思っていただけるのではないでしょうか。
『考えない人』
「考えたことも無かったー。」予想外の質問をされた時にこう答える人がたまにいる。じゃあ、考えたらわかるのか。超難問をだされても、あなたは考えれば答えがわかるのか。しかし、そんなことを言っても無駄だろう。きっと、こう返される。「そんなこと考えてなかったー。」少しは考えながらいきて欲しい。
こちらは中学生の書いた話。小学生には理解するのが難しいようでしたが、この手が好きな子たちには絶賛された文章です。
その他にも、面白い話をたくさん書き上げました!読み手をクスッと笑わせようと、そんな企みをもって鉛筆を握る子どもたちの顔は、生き生きとしています。そして、みんなの書いた文章を競い合うように読み漁っていました。
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