模写ならぬ模書 その1
世の中にたくさんある文章の真似っこをする ”模書” から、子どもたちの文章を紹介します。
このカリキュラムをやるときにいつも思い出すのは、学生の頃にいったルーブル美術館です。学校の授業でしょうか、小学生くらいの子どもたちが熱心に巨匠の作品を真似して描いていました。そんなフランスの授業を真似して作ったカリキュラムです。文章もまずはいろいろな書き手がいることを知って、真似してみる。読んだだけではわからないことも、真似して書いてみる事で気づくことがあります。
『学校』をテーマに、2作品以上を模書することがお題です。今回はある程度の型(もとになる文章)があったので、その型に想像力をのせてスイスイ筆が進んでいる子どもたちが多かったように思います。
『松尾芭蕉風』
えんぴつを 集めて入れて 終わりかな
えんぴつや 筆箱とびこむ かねの音
『相田みつを風』
教科書を用意する
50分間
勉強する
これだけなのに
むずかしい
はやく休み時間になって欲しい
人間のわたし
『令和2年度高等学校 過去問題』
<先生の取り扱い方>
1、まず先生の話を聞く
2、しかし、聞きたくないから空を見る
3、怒られそうになったらいろいろしてみる
(問題)傍線部「いろいろしてみる」とあるが、これはどういうことか。その説明として最も適当なものを次の中から選びなさい。
①「いつもきれい...ですね。」とお世辞を言う。
②空を見ていないとうそをつく。
③面倒くさいから無視をする。
④怒られる時間がもったいないから、寝てしまう。
まだ書き上げていないクラスもあるので、続きはその2で紹介します。
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