【11月の開講日】

<みしま教室>

月曜クラス(中学生5科) 11日.18日.25日

火曜クラス(中学生5科) 5日.12日.19日26日

水曜Aクラス 6日.20日

水曜Bクラス 13日.27日

木曜クラス 7日.21日

金曜クラス 8日.15日

<すその教室>

14日.28日

【お願い】

・体調が悪い時、教室参加が不安な方は無理なさらず欠席ください。その場合、準備がありますので、教室開始時刻1時間前までにお知らせいただけると助かります(事前にお知らせのあった欠席分は月謝にて調整します)。

・下校時刻や学校行事により、時間などの変更が必要な時はお知らせください。調整します。

・感染症等の対策につきましては、三島市教育委員会の通達に準じます。


お気づきの点ございましたら、どうぞお知らせください。

平松真樹子



教室から

 今年度のすその教室は、学年も学校もみんなそれぞれ異なったクラスがありました。普通に生活していたら知り合えなかっただろう同世代の人と、時に時事問題について一緒に考え、はたまた個人で作文スキルを磨き、互いの書いた文章を読んで何かを感じる...そんな距離感がとても良いクラスです。

 コロナ禍を経て大人数クラスをなくしましたが、やはりたくさんの人と会話し、一緒に考えることは非常に有意義な時間です。タイミングが合えば、小学生と中学生、学校も教育課程も全く異なるクラスが誕生するといいなとおもいます。

4月と5月は根拠をあげて意見文を書く練習をしてきたので、6月は楽しくエッセイを書きました。日記とは違い”誰かに読んでもらうこと”を前提に書く文章。たくさんの人気エッセイ本を参考にしながら、さまざまな語り口調で書きます。さくらももこさん風、朝井リョウさん風、向田邦子さん風...読む人を惹きつける文章ってどんな文かな?


その中から、エッセイを書くことが大好きになった生徒さんの文章を2つ紹介します。2つとも同じ生徒さんが書いたものです。


【忘れ物】

忘れ物。それは、忘れたもの。

人間なので、忘れると言う事は仕方がない事だ。

でも違う場合もあるかもしれない。

その日、私は忘れ物をした。それも、 忘れたもの、ではない忘れ物をした。

忘れ物をした帰り、 思い出した。

とっさに戻ろうとした。

でも、一度止まった。

めんどくさいから…

そんな単純な理由で忘れ物、をした。 そういう場合の忘れ物もあるのかもしれない。


【風邪かもしれない】

 ある日の夜、少しおかしかった。ちょっと喉が渇いていて、水を飲んでも乾いてしまう。そんな日が2日続いた。2日目の夜、不思議な思いを抱えながら眠りについた。

 次の日の朝、異変は起こった。朝起きたら、恐ろしい喉の渇きだった。少しでも和らげようと思って唾をためて飲んだ。 痛みを和らげようとのんだ唾が喉に引っかかって、ものすごく痛かった。喉に針が刺さったようにピリピリした。喉のところにある肉がジグザグして、引っかかっているのかと思った。私はすぐ お母さんに言った。

「喉が痛い。」

風邪だよと言われた。私は、少しむかついた。これまで風邪を引いたことがなかった。それをお父さんは、

「体が強いんだ。」

 と言ってくれた。それが嬉しかった。なのに、風邪をひいた。お父さんには言いたくなかった。でも気づかれないはずがない。一緒の家に住んでいるからだ。しかも、何かの変化をすぐに言いたがるお母さんがいるからだ。でもお母さんは一生懸命看病してくれた。その時わたしはこの世界にいる人に問いたかった。犬でも、ウサギでも、誰でも良かった。

 わたしが苦しんでいる中、何をしているの?

 一月二月、小学生クラスは創作活動を行いました。今年度は17名が3ヶ月で各々の創作文を書き上げました!学園もの、歴史ファンタジー、奇譚話...どの作品も”好き”や”面白い”がたくさん詰まった宝物。家族に見せるんだ〜とニコニコ顔で持ち帰ったお子さんもいます。ぜひご家族で楽しんでいただきたいです。

 中学生は学力調査や学年末テストに向けて『国語のお勉強』を頑張りました。〇〇点取れたよ!今回は何点だったでしょう?今回は、めちゃくちゃ頑張ったよ。...テストごとにいろいろな報告をしてくれることが嬉しいです。作文教室では、作文問題の書き方はもちろんですが、文法や国語全般の解き方もお伝えしています。これからも一緒に問題を解いていこうね。国語が得点源の子が増えてくれるといいな。


 そして昨日、中学三年生が作文教室を卒業しました。屈託のない笑顔でおしゃべりしていた小学生時代から6年かな?身長もぐんぐん伸びて逞しく、精悍な顔つきになって、もう感慨無量です。面白いツボが似ている気がして、世の中のことや本のこと、たくさんの話をしたね。卒業おめでとう。キラキラ輝く朝の光、満足そうに目を覚ます君。あなたの書く文章は、詩的で美しい世界でした。ぜひこれからも書くことを続けていってください。